苗木遠山史料館の人気展示、「江戸時代料理復元展」が開催されてます。
日時/3月2日(土)~3月10日(日)
場所/中津川市苗木遠山史料館 2階 特別展示室
入館料/一般 310円 小中学生 無料
◆期間中、復元菓子、抹茶もあります(有料)。
中津川苗木遠山史料館
中津川市苗木遠山史料館の展示の中でも、
特に人気の企画展示「江戸時代料理復元展」が開催されています。
料理は中津川料理研究会の皆さん お菓子は中津川菓子組合の川上屋さんに
る復元です。
時は文化13年10月9日、現在の暦で言えば1816年11月27日。
この年は特に寒い年だったそうで、
まだ11月だというのに、木曽では5mもの積雪があったという記録が残ります。
その寒い寒い晩秋、
苗木藩藩主 遠山友寿公は、菩提寺雲林寺からの招きで、
供を連れて出かけます。
今回の展示は「精進料理」。
今までは江戸屋敷で食べられた料理の展示でしたが、今回は苗木で食べられた料理です。精進料理なので、肉や魚は一切なく、
「さしみ」と書かれた献立に並ぶのは、
「せんどう 京ゆば 岩茸 水せん おご」
水せんはくずきり、おごは海藻。
だしもかつおではなく、干し椎茸や昆布などが使われたのだそうです。
肉や魚類がなくても、さすがに大名をもてなすための料理。
庶民の口には入らないような珍しい食材も使われています。
そのひとつが松露。トリュフのようなきのこなのだそうです。
そして、当時尾張地方で盛んに作られ、ブームになっていた野菜「宮重大根」も献立の中に見ることができます。
展示期間中は、献立の中から復元したお菓子とお抹茶を食べることができます。(有料)
お菓子は日によって変わりますので、どうぞお楽しみに。
2013年03月08日 更新
投稿者:こばち