苗木藩第11代藩主遠山友寿(ともひさ)が、文化13年(1816)10月9日に,遠山家の菩提寺・雲林寺の招きで医師や若侍を供に出かけたときの料理を,中津川料理研究会・中津川菓子組合の協力で復元します。
江戸時代の精進料理としては最高のものと思われる献立です。
日時 3月2日(土)~3月10日(日)
場所 中津川市苗木遠山史料館
展示説明会
2013年3月2日(土) 13:30~14:00
説明:中津川料理研究会 安藤幹夫氏
会場:苗木遠山史料館 特別展示室
期間中は,復元和菓子と抹茶もお楽しみいただけます!(300円)
この企画展は通常の入館料でご覧いただけます。
時は文化13年10月9日、現在の暦で言えば1816年11月27日。
晩秋から初冬といったところでしょうか。恵那山は雪化粧をしていたかもしれません。
遠山家の菩提寺、雲林寺の招きで、遠山家第11代の友寿(ともひさ)公は供を連れて雲林寺へと出かけます。
供は重臣はおらず、多くが20歳過ぎで最年少の石原兵五郎はまだ16歳でした。
昼過ぎには城を出て、苗木城がある高森山の麓の雲林寺へと出かけます。
囲碁を打ったり、墓参に出かけたり、夕方からは略服となり夜更けまで酒宴が続いたと日記には残されています。
よほど楽しい宴だったのか、雲林寺の和尚をはじめ、加茂や蛭川から呼ばれた和尚たちも座敷で酔いつぶれてしまったようです。
※写真は以前に展示された料理です。
2013年03月01日 更新
投稿者:こばち