中津川市遠山史料館の人気展示
江戸時代料理復元シリーズ 大名接待料理復元展。
今年は嘉永2年1849年9月29日に
江戸上屋敷で行われた宴の料理の展示です。
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お話しは、中津川市遠山史料館 資料調査員 千早保之先生です。
第21回江戸時代料理復元シリーズ 大名接待料理復元展
会期 3月7日(土)~3月15日(日)
場所 中津川市遠山史料館
入館料 320円(中学生以下無料)
展示説明 3月7日(土) 13:30~ 中津川料理研究会による料理の説明、千早先生による江戸上屋敷について ほか
会期中、復元お菓子を食べることができます(有料)
美濃遠山家、1万石。
今も木曽川河畔の高森山の上に
堂々とした岩の遺構が残る苗木城。
別名は赤壁城。木曽川に住む龍が、城壁の白い漆喰をはがしてしまうという昔話が残っていますが、
藩の財政が苦しく、漆喰がぬれなかったというのが真相のようです。
苗木城へ登っていく入口に、
中津川市遠山史料館はあります。
遠山家の重要な史料、そして全国的に非常に珍しい「姫駕籠」(女性専用の駕籠)が展示されていることで話題になっています。
そして、開館以来続けられている
江戸時代料理復元シリーズ 大名接待料理復元展は、
江戸時代に藩主が書いた日記をもとに料理を復元させ、展示するという非常に珍しいもので、
毎年非常に注目されています。
※写真は過去の展示より
今年の展示は、嘉永2年の秋に行われた宴の料理です。
ごく親しい間柄の集まりだったようで、
非常に珍しく「奥」つまり奥方様の居住スペースでの宴となりました。
ところで、遠山家の上屋敷はいったいどれくらいの広さだったのでしょう?
今回の展示会のポスターをよくよく見ると
「トウ山 ミノ」の字を見ることができます。
大きな「薩州」の屋敷に比べると少し小さめに見えるのですが...
縦100m 横70m の広さがありました。
料理の展示を見るだけではなく、
料理から見えてくる時代背景も一緒に楽しめる展覧会です。
2015年03月05日 更新
投稿者:こばち