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今年で19回目を迎える「江戸時代料理復元展」。
そして、最近城マニアの間で話題になっている「苗木城」をご紹介。
お話は、中津川市苗木遠山史料館 千早保之先生です。


雲林寺精進料理復元展 3月2日(土)~3月10日(日)
詳しくは中津川市苗木遠山史料館

期間中は,復元和菓子と抹茶もお楽しみいただけます!(300円)

この企画展は通常の入館料でご覧いただけます。

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時は文化13年10月9日、現在の暦で言えば1816年11月27日。
晩秋から初冬といったところでしょうか。恵那山は雪化粧をしていたかもしれません。

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 写真は以前に開催された復元展の料理です。

 

遠山家の菩提寺、雲林寺の招きで、遠山家第11代の友寿(ともひさ)公は供を連れて雲林寺へと出かけます。
供は重臣はおらず、多くが20歳過ぎで最年少の石原兵五郎はまだ16歳でした。
昼過ぎには城を出て、苗木城がある高森山の麓の雲林寺へと出かけます。
囲碁を打ったり、墓参に出かけたり、夕方からは略服となり夜更けまで酒宴が続いたと日記には残されています。
よほど楽しい宴だったのか、雲林寺の和尚をはじめ、加茂や蛭川から呼ばれた和尚たちも座敷で酔いつぶれてしまったようです。


復元された料理を見ながら、その日の殿様はどのように過ごされたのでしょう?
200年前にタイムスリップできる展示です。


そして、遠山氏の居城だった苗木城。
遠山家ほどの石高で居城を持つことは非常に稀で、
遠山家はまさに日本で一番小さな藩の殿様でした。
自然の岩をうまく利用した城は、日本三大山城の一つと言われています。

 


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2013年03月07日 更新

 

カテゴリ:[イベント情報]

投稿者:こばち