市民病院の駐車場の花壇や芝生にたくさん咲いている、最
別名「モジズリ」について(Wikiより)
ネジバナの別名、モジズリとは信夫綟摺(しのぶもじずり)に由来しており、
信夫綟摺とはかって、福島県信夫郡(福島市)で産した乱れ模様の摺り布のこと
です。
「文知摺絹」は平安の頃から都でも一世を風靡した絹織物で、「文知摺絹」のみ
だれ模様が心の乱れを表す歌枕「しのぶもちづり」、「しのぶずり」として広く
歌の世界で用いられたのです。
当時の最高の教養とされた和歌ですから、その歌枕の地は都人にとって憧れの
地であったはずです。
みちのくの信夫もじずり誰ゆえに乱れそめにしわれならなくに
(古今和歌集) 河原左大臣
(あなた以外のだれのために、みちのくのしのぶもぢずりの乱れ模様のように
心を乱す、わたしでありましょうか。)
この歌は河原左大臣こと中納言源融(みなもとのとおる)が按察使として陸奥国に
出向いた際、文知摺石を訪ね、ここで信夫の里の村長の娘・虎女を見初め、愛し合い、
やがて、融は都に戻り、虎女とは二度と会うことはなかったが、その恋を歌に残した
というもの。
2013年07月06日 更新
投稿者:チーフ