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東山魁夷心の旅路館 平成20年度第Ⅳ期展「遍歴の旅路」開催
投稿者: 恵那山ねっと編集部(こばち)
日時: 2009年01月08日 08:07

東山画伯が、風景との対話を求めた遍歴の旅をテーマにした展示です。

■場所 東山魁夷心の旅路館
■会期 2009年1月6日(火)~3月31日(火)



■ 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
■ 休館日: 毎週水曜日  臨時休館
 
■ 入館料: 310円(団体 260円) ※団体は10名以上
小・中学生および幼児は無料

 

 


東山魁夷 木曽へのメッセージ

美術学校へ入って最初の夏休みに友人と共に,木曽川沿いに八日間のテント旅行をしながら,御嶽に登ったのが, 私を山国へ結びつける第一歩でした。
この旅の途中,山口村(現在の中津川市山口)の賤母(しずも)の山林で大夕立に遇い,麻生(あそう)の村はずれの農家に駆け込んで, 一夜の宿を求めました。そこで私は思いがけないほどの温かいもてなしを受けたのです。
この旅で,それ迄に知らなかった木曽の人たちの素朴な生活と,山岳をめぐる雄大な自然に心を打たれ, やがて風景画家への道を歩む決意をしました。
それは画家を志した頃の緊張した気持,一つ一つ積み重ねてゆく意志的な努力と言ったもの,その象徴が北国の姿だったのです。 このことが少年期を過ぎ青年になったばかりの私には,大きな人生の開眼であり自然の発見でもありました。
その後は何かに取り憑かれたように信州各地の山野や湖,そして高原へと旅を重ねて,四季折々の風景を描き続けてきました。
この緑濃い賤母(しずも)の森蔭に「心の旅路館」と名付けた私の版画による展示館が設立されたのも,木曽路と私を結ぶ縁(えにし) の糸がだんだん大きく太くなった結果かもしれません。この地を過ぎる旅の人達にとって,暫しの安らぎと憩いの場になれば, 誠に幸いに思います。(1995年8月)



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