日時: 2007年09月01日 13:34
9月、中津川の和菓子店は一年で一番忙しい季節を迎えます。そうです、中津川に栗きんとんの季節がやってきたのです。
中津川といえば栗きんとん。発売が開始される9月1日からは、今年の栗きんとんを買い求めるために、
県外からも多くのお客さんがやってきます。
豊かな自然の恵み「栗」。
京都、金沢に次ぐ「日本三大和菓子処」に数えられる中津川。特に栗きんとんに代表されるとおり栗菓子には定評があり、「栗菓子の里」
と呼ばれています。
日本百名山のひとつ恵那山(2189メートル)の麓に広がる中津川は、豊かな自然に恵まれたまち。
山の恵みをふんだんに使った独自の食文化があります。そのひとつが「栗」。大自然の中で育つ山栗はほくほくと甘く、栗と一緒に炊く
「栗こわめし」は、 すでに江戸時代には名物でした。もちろん栗はお菓子作りにも使われました。
馬籠に残る、十辺舎一九の栗こわめしをほめる歌碑。「渋皮の」 むけし女は見えねども 栗のこわめしここの名物」
粋な中津川っ子をうならせた和菓子職人の技
古代から交通の要衝として栄えた中津川。江戸時代には中山道46番目の宿、東濃随一の宿として、
皇族や幕府の要人も多く宿泊しました。もともと独自の文化を持ち、京や江戸の文化が入りやすかった中津川には粋な文人が多く、
中津川の豪商たちによって俳句や茶の湯が発達。庶民にも広まっていきます。必然的に「味にうるさい」人も多くなっていきました。
その味の伝統は今もなお受け継がれ、「中津川の食べ物はおいしい」といわれます。
茶の湯でお菓子は重要な脇役。お茶の席ででしゃばりすぎず、そして粋人たちをうならせる一級品となるお菓子を作るために、
中津川の和菓子職人たちは切磋琢磨し合いました。そして生まれたのが栗きんとんなのです。
中津川は栗きんとん発祥の地。9月9日は「栗きんとんの日」として、中津川駅前には「栗きんとん発祥の地」の碑も建てられています。
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