恵那山の草花
恵那山に想う
 悠久の歴史の流れの中、そびえ立つ恵那山は、古くから信仰の対象として多くの人々に慕われてきました。深田久弥「日本百名山」の一つでもあります。この山は植物の宝庫としても広く知られ、オサバグサやハクサンオミナエシなどの貴重な植物も多く、かつてはウチョウランの群生する素晴らしい山でした。しかし近年、崩落のめだつ赤肌がたいへん痛々しく、盗掘による植物数の減少も危惧することの一つとなっています。花の名前を覚え、分布状況を知ることも大切ですが、これらの花たちの現状のままの保護、保存を啓発することも必要だと思います。明治26年、宣教師であり偉大な登山家でもあるウォルター・ウェストンもこの山を登っています。彼はどのような気持ちで花たちを眺めていたのでしょうか。

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著者・発行者 野草散策の会
恵那山の草花

発行日 2001年10月10日